乙女ゲームの感想を書いています♪

幻想マネージュ(ネタバレなし)総評

街にやってきた「移動遊園地」で働くことになった主人公。その仕事の内容は「魔法を覚醒させて移動遊園地から皆を解放すること」。園長のヒューゴは遊園地の魔法で囚われて、ここから出ていくことができないのだと言うのですが――。

パステルカラーの遊園地と魔法という、キラキラしたかわいい世界観の作品です。でもただの魔法の夢物語ではなく、その裏では様々な出来事が動いています。遊園地の魔法や主人公の過去など謎がいっぱいで、ハードな面もあります。登場人物の背景も個性があり、展開も金太郎飴ではなくそれぞれ面白いストーリーです。糖度はそれほど高くありませんが、瑞々しい恋愛が上手く描かれていたと思います。

予想していたよりずっと良かったです。体験版で遊べる共通章だけではこの作品の良さは伝わりにくいかも…と思いました。個別ルートに入ってからが本当に良かったです。ちょっと遊んで合わないかな?と思った方もできれば最後まで遊んでほしいです。システム面も体験版より改良されています◎ サクサク進めるので時間のない方にもおすすめ(きらこ)

★★★★ 4
幻想マネージュ
MAGES./LOVE&ART
Nintendo Switch / CERO B
2020年01月30日発売

プレイを迷ってる方へのおすすめポイントなど、ネタバレなしの感想を書いていきます。
世界観・シナリオ
7年前に事故に会い、記憶を失くしてしまった少女(エマ)が主人公です。両親は他界し、幼馴染のアルノーの家に引き取られて暮らしています。アルノーの家では大事にされ、幸せだと思いながらもエマの中にはどこか遠慮があります。ある日、移動動物園が街へ来たことをきっかけにエマは変わっていきます。

移動遊園地レーヴで出会ったヒューゴはエマの過去を何か知っているらしいこと。そして、ヒューゴたちレーヴで働く者たちは魔法で囚われていて、レーヴから出ていくことができないこと。エマは彼らを救うために魔力を覚醒しようと努力するのですが…。いくつもの謎はストーリーの進行とともに少しずつ解明されていきます。

共通章の部分はまだ物語のほんのきっかけの部分なので、本当に面白くなるのは個別ルートの特に後半に入ってからです。序盤ではエマの考え方もまだまだ甘く、ストーリーも全体的に少し子どもっぽく感じられるかもしれません。でも、個別ルートに入ってから各キャラクターがどうしてレーヴにいるのか背景を知り、彼らのストーリーを通してエマも変わっていく、様々な謎も解けていく、そこがこの作品の一番面白いところです。

全体的なボリュームはそこそこで、重厚なストーリーではありません。どちらかというとテンポよくサクサク進みます。ただし乙女ゲームとしてのツボは押さえてあり、特に恋愛過程や人の感情の動きは丁寧に描かれており好感が持てました。

エンディングはアムール・エンド、レーヴ・エンドの各2種類あり、すべてのキャラをクリアすると大団円ルートも解放されます。レーヴ・エンドはバッドエンドですが、メリバもあるので苦手な方は要注意です。


キャラクター
ヒューゴ(羽多野渉)、セルジュ(梅原裕一郎)、クリエ(下野紘)、リヨン(鈴木裕斗)、ルシオール(白井悠介)、アルノー(阿部敦)

アルノーはエマの幼馴染で新聞記者、エマが10歳の頃から一緒に暮らしています。他はレーヴの従業員で、園長や技師、パフォーマーなど。年齢も27〜15歳まで、性格も彼らの物語もみんな個性的です。それぞれ納得できるストーリーでどれも面白いと思いました。私はクリエがとてもかわいくて、キャラとしてもストーリーも良かったので特におすすめです。


〈おすすめ攻略順〉
・公式おすすめ順
ヒューゴ→セルジュ or クリエ→リヨン or ルシオール→アルノー

※アルノーはヒューゴ攻略後に解放されます。
ヒューゴはこの作品のキーになる人物で、ヒューゴのルートをクリアすれば全貌が何となくわかります。そういう意味では一番最初にクリアするのも良いのですが…。ある程度話がわかってからヒューゴのルートに入ると、ここで語られない部分も他のルートをクリアして納得できているので、より深く理解することもできると思います。アルノーのルートと間をあけない方がいい気もしますし…。あえて後回しにするのもおすすめ。

・きらこのおすすめ順
セルジュ → クリエ → リヨン → ルシオール → ヒューゴ → アルノー


恋愛・糖度
恋愛過程はどのキャラも丁寧でした。CERO Bなので全体的に表現は控えめです。一部のキャラのレーヴ・エンドやアフターストーリーで、少し色っぽい言葉のやり取りもあるかな…ぐらいです。ラブラブ甘々…というのはあまりなくて、どちらかというと皆さん初恋の一途な感じです。お互いが大好きだという気持ちの描き方はとても良くて、2人のドキドキする感じはよく伝わってきました。


グラフィック・スチル
どれもきれいでクオリティ高いな〜と思いました。表情が崩れたりするものは全くなく、とても楽しめました。レーヴ・エンドとアフターストーリーにもスチルがあるので、すべてクリアしないと揃いません。アルノーだけルートが少し長いので枚数が多くなっています。

画面のデザインはパステルカラーでとても可愛いのですが、一部、演出が過剰で見づらいなと思うところもありました。特にヒロインの顔表示は横からスライドして表示されるので、その動きが大きくて気になってしまい、顔表示オフにしてしまいました。プレイ中に慣れて気にならなくなる部分かもしれませんが。

テキストウィンドウが切り替わるときに光って閉じる演出も、最初は気になったけれど途中から慣れたので…。

システム
まず体験版の時点では文字が読みにくくて少し困ったなと思っていましたが、早々にアップデートが出て改善されました。既読スキップのスピードも改善されてよかったです。

魔法を覚醒させる「エヴェイユシステム」(ミニゲーム)がストーリーの途中で発生しますが、スキップできます。スキップするとランクAでクリアしたことになり、自動で覚醒度がアップします。アムール・エンドを目指す場合は最後までこのままで良いのですが、レーヴ・エンドを見る場合は、6章あたりで一旦セーブし、最後の覚醒はわざと失敗してランクCにして、覚醒度が100%にならないように調整する必要があります(さらに好感度も上げないようにします)。

エンドリストがあるのはとても良かったです!
どこまでクリアしたかわかるのはとてもありがたい…。

自動クイックセーブも便利でした。セーブし忘れても自動クイックセーブから遡ることができます。共通章は短く、既読スキップで進めるので周回はとても楽でした。

ボリュームはそこそこでサクサク進めるので、時間がなくても楽しめるのがいいと思います。
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